第1回生き物調査を終えて

調査が終了したあと、レスポアール相原の井上様と次回調査の日程を11月7日(土)と決定し、とりあえず解散。
しかし、今後の調査をどのようにするかということにつき、浅井博士よりお話があるということなので、そのまま会議に突入です。

「木は比較的最近、といっても数十年前ですが、人の手で植えられたもののようですね。クヌギ、コナラが多く、一部針葉樹の地域があるなど里山(谷戸山)の性格が強いといえます。ただ、全体的にやや密集して木が生えているため、樹齢のわりに木が細く、ひょろっとした木ばかりになっているようです。」
と、浅井博士は分析します。
また、「数年前まで下草(笹)が地面を覆っていたという井上様のお話もありましたし、葉が堆肥化しなかったため栄養が足りないということも考えられます。」
という可能性に関しても言及されました。

「私もそう思います。」
と、まち歩きスターズの伊東さんも同意しました。
「落ちていたドングリを拾ってみましたが、どれも小さいものばかりです。井上様からはイレギュラーな年であることはお聞きしましたが、他の地域では通常サイズのドングリが拾えています。おそらく今年は特に生育が悪かったのだと思いますが、栄養不足もあるのではないでしょうか。」

「この時期の割には昆虫がいなかったですよね。」
宮寺理事長から昆虫についても話が出てきて、一気にヒートアップ。
この後、活発な感想や意見交換が飛び交いました。

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発熱した議論が一段落し、これをまとめたところ以下の項目が挙げられました。
1.樹木の種類はそれほど多くなさそうである(クヌギ、コナラがメインで、一部ヒノキの林がある)
2.珍しい樹木もある
3.ちょっと密集している
4.土のふかふか感(葉っぱの堆肥化)があまりない
5.湿気が少ない(湧き水が少ない)
6.昆虫が少ない
7.ただし、ちょっと珍しい昆虫がいるようだ(玉虫の死骸を発見した)

ここまで確認できたところで浅井博士から提案がありました。
「この里山(谷戸山)は間伐を行い、計画的な育成を行わないとだめになってしまう危険性があります。まずは樹木の調査を行い、里山(谷戸山)の立て直しをするのが良いと思います。」

皆もこれに賛同し、「相原里山(谷戸山)再生プロジェクト(仮称)」が行われることになりました。
次回は11月7日(土)、樹木の全数調査です。
何だか壮大なプロジェクトになるような気がしてきました。
大丈夫かな・・・

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