サクラの観察

 私たちが参加しているKoeda+プロジェクトでは、植生観察も行っています。前回のブログでも書きましたが、Koeda+が活動している相原中央公園には園芸種であるソメイヨシノの他に自生種のヤマザクラもあります。

 ソメイヨシノだけであれば、受粉しないため結実も種ができることもないのですが、相原中央公園のように自生種が近くにあるとソメイヨシノに実が付きます。ソメイヨシノの実が種になり、そしてもしも実生苗ができれば、それは雑種のサクラなのでしょう。でも、公園でできたサクラになると思うのです。

 生物多様性は種を保全するという考え方があります。しかし、その場所のあり方から新しい植物が生まれるということがあっても良いと考えています。それは『里山でできるサクラ』になるかもしれません。私たちは、これからも多くの植物を観察していきたいと思います。

▼Koeda+プロジェクト
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