冬の生き物観察

2月に入ると自然界では食べるものが極端に少なくなります。
そうなると、普段人のそばには寄り付かない鳥が人里まで降りてきて、これを観察することが容易になります。
餌場など作れば、かなり近くで観察できたりもします。※
最近は、庭に餌場を設ける方もいらっしゃいますね。

これを観察していると、餌によって飛来する鳥が違うことに気がつきます。
穀物系の餌を置くと、来るのは主にスズメで、鳩などもたまに見ることができます。
鳩は大きいので強いですよ。
鳩は穏健とか、全くの嘘ですね。
なかなか気が強いです。
勝てるのは、うちの方だと鳩より大きなカラスくらいでしょうか。
スズメは10羽くらいで1単位となって、ある時間になるとやってくる感じですかね。
時間前には近くの屋根や木に密集し、ちょっと怖い感じがします。
あと、その辺糞だらけになります。

果実系を置くと、メジロがやってきます。
2羽(おそらくつがい)か1羽単位で縄張りを持っているようです。
これを追い散らして餌をとるのがヒヨドリです。
しかし同じ場所にいてもスズメを追うことはありません。
餌が違うからでしょう。

こういうのを見ていると、冬の生き物もなかなか面白いなぁと思います。
食べるものが少ない冬は、生き物が人の住んでいる近くまで来る絶好のチャンスでもあります。
このような機会にぜひ自然に慣れ親しんでいただければと思います。
もっとも、熊とかに来られたら困りますけどね。

※鳥の餌場を作るときは、糞による近所迷惑への配慮したり、野生生物の生態を狂わせたりないよう注意して作ってください。
もちろん、餌場に来た鳥などを虐待してはいけません。

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