‘2010/02’ カテゴリーのアーカイブ

3月のカレンダーができました

2010/02/27

相原中央公園の3月のカレンダーができました。
冬の広葉樹林の雰囲気がよく現されていると思います。

クリックして画像を大きく表示した後、右クリック→保存で画像を入手できます。
ぜひお使いください。

相原中央公

 

 

 

 

相原中央公園3月のカレンダー

2月度樹木調査開催しました

2010/02/21

昨日(20日)、2月度の樹木調査を行いました。

数日前に雪が降ったので開催も危ぶまれていましたが、当日はとてもいい天気で、気温もこの時期にしては高かったのではないかと思います。
おかげで花粉が・・・クシュン!

今回で左半分の外周を一回りできます。
こういうのって、何かうれしいですね。
春が近いからかもしれません。
ちょっとウキウキ気分がありました。
まぁ花粉はアレなわけですが。

さて、今回も順調に調査は進んでいったわけですが、最後の最後に一つ問題が出てきました。
里山なので、枯れ木があるのは仕方がないのですが、その中にある1本のミズナラの枯れ木の雰囲気がちょっと良くありません。
浅井博士いわく「もしかしたらナラ枯れかもしれません。」

ガーン、ちょっとショック。
先日浅井博士にいただいたお話が現実に!?

「1本なら深刻な問題にはなりにくいです。しかし、早くこの木を処分した方が良いですね。」
ということで、少し安心しましたが、結構怖い話です。
本当にナラ枯れなのか調べなければという話もありますが、対策を講じないといけないようです。

こんな感じでちょっとバタバタがありましたが今回も無事に調査が終了しました。
次回は4月を予定しています。
とりあえず一応の区切りがついたので、次回は樹木調査ではなく生き物デザインについて、ワークショップのようなものにしたいなぁと思っています。

ところで、相原中央公園には炭焼き小屋があります。
今回たまたまこちらが活動していたので、少しお邪魔しました。
切った木を束ねたり、炭を作るために色々なさっていました。
こういうのも体験した・・・いやさせてあげたいですね。

2月の相原中央公園。落葉樹が多いのが分かります。

ナラ枯れかどうか調査する浅井博士

炭焼き小屋の様子。お忙しそうです。 

次回の日程が決まりましたら、またここで告知したいと思います。
たくさんの方のご参加お待ちしています。 
                                                                              

ヒヨドリの進化?

2010/02/13

前回、果実系の餌場を作るとヒヨドリが飛来するという話を書きました。
ヒヨドリは体が大きいので、メジロなどを追い散らして、たとえば餌場に置いたみかんを外の皮ごと食べます(メジロは中の薄皮まで)。

そんな彼らも苦手があって、足場の悪いところにある餌は食べることができません。
紐にぶら下げた餌などは、恨めしそうにそれを見て、メジロを追い散らしています。
メジロは多少足場が不安定でも体が軽いので大丈夫みたいです。

しかし、餌がなくなってくると、ヒヨドリもそんなことをしている余裕はありません。
何とか餌にありつかなくては干からびてしまいます。

そんなヒヨドリは何をするか。
実は、ホバリングを試みるようになります。
そしてどんどんうまくなっていき、5秒くらいではありますが、ハチドリのように羽を激しく羽ばたかせ、みかんを食べるようになります。
このまま覚えていったら、そのうちハチドリのように進化するのではないか、そう思わせるほどうまくなります。

しかし、梅の花がほころび、自然にある餌が多くなってくると、彼らはそちらにいってしまうため、その能力は失われてしまいます。
次の年にみかんがぶら下がっていても、また恨めしそうにみるところからスタートです。
人間と同じで、使わないとすぐ忘れてしまうということでしょう。
なかなか進化につながるというわけにはいかないようです。
何かちょっともったいない話ですね。

2月の樹木調査

2010/02/07

2月の樹木調査は、2月20日午前10時から、相原中央公園で行われます。
興味のある方は、ぜひお越しください。

参加を希望される方は、当方もしくは相原中央公園まで参加の申し込みをお願いします。
たくさんのお申し込みお待ちしています。

冬の生き物観察

2010/02/07

2月に入ると自然界では食べるものが極端に少なくなります。
そうなると、普段人のそばには寄り付かない鳥が人里まで降りてきて、これを観察することが容易になります。
餌場など作れば、かなり近くで観察できたりもします。※
最近は、庭に餌場を設ける方もいらっしゃいますね。

これを観察していると、餌によって飛来する鳥が違うことに気がつきます。
穀物系の餌を置くと、来るのは主にスズメで、鳩などもたまに見ることができます。
鳩は大きいので強いですよ。
鳩は穏健とか、全くの嘘ですね。
なかなか気が強いです。
勝てるのは、うちの方だと鳩より大きなカラスくらいでしょうか。
スズメは10羽くらいで1単位となって、ある時間になるとやってくる感じですかね。
時間前には近くの屋根や木に密集し、ちょっと怖い感じがします。
あと、その辺糞だらけになります。

果実系を置くと、メジロがやってきます。
2羽(おそらくつがい)か1羽単位で縄張りを持っているようです。
これを追い散らして餌をとるのがヒヨドリです。
しかし同じ場所にいてもスズメを追うことはありません。
餌が違うからでしょう。

こういうのを見ていると、冬の生き物もなかなか面白いなぁと思います。
食べるものが少ない冬は、生き物が人の住んでいる近くまで来る絶好のチャンスでもあります。
このような機会にぜひ自然に慣れ親しんでいただければと思います。
もっとも、熊とかに来られたら困りますけどね。

※鳥の餌場を作るときは、糞による近所迷惑への配慮したり、野生生物の生態を狂わせたりないよう注意して作ってください。
もちろん、餌場に来た鳥などを虐待してはいけません。