‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

ヒヨドリの進化?

2010/02/13

前回、果実系の餌場を作るとヒヨドリが飛来するという話を書きました。
ヒヨドリは体が大きいので、メジロなどを追い散らして、たとえば餌場に置いたみかんを外の皮ごと食べます(メジロは中の薄皮まで)。

そんな彼らも苦手があって、足場の悪いところにある餌は食べることができません。
紐にぶら下げた餌などは、恨めしそうにそれを見て、メジロを追い散らしています。
メジロは多少足場が不安定でも体が軽いので大丈夫みたいです。

しかし、餌がなくなってくると、ヒヨドリもそんなことをしている余裕はありません。
何とか餌にありつかなくては干からびてしまいます。

そんなヒヨドリは何をするか。
実は、ホバリングを試みるようになります。
そしてどんどんうまくなっていき、5秒くらいではありますが、ハチドリのように羽を激しく羽ばたかせ、みかんを食べるようになります。
このまま覚えていったら、そのうちハチドリのように進化するのではないか、そう思わせるほどうまくなります。

しかし、梅の花がほころび、自然にある餌が多くなってくると、彼らはそちらにいってしまうため、その能力は失われてしまいます。
次の年にみかんがぶら下がっていても、また恨めしそうにみるところからスタートです。
人間と同じで、使わないとすぐ忘れてしまうということでしょう。
なかなか進化につながるというわけにはいかないようです。
何かちょっともったいない話ですね。

冬の生き物観察

2010/02/07

2月に入ると自然界では食べるものが極端に少なくなります。
そうなると、普段人のそばには寄り付かない鳥が人里まで降りてきて、これを観察することが容易になります。
餌場など作れば、かなり近くで観察できたりもします。※
最近は、庭に餌場を設ける方もいらっしゃいますね。

これを観察していると、餌によって飛来する鳥が違うことに気がつきます。
穀物系の餌を置くと、来るのは主にスズメで、鳩などもたまに見ることができます。
鳩は大きいので強いですよ。
鳩は穏健とか、全くの嘘ですね。
なかなか気が強いです。
勝てるのは、うちの方だと鳩より大きなカラスくらいでしょうか。
スズメは10羽くらいで1単位となって、ある時間になるとやってくる感じですかね。
時間前には近くの屋根や木に密集し、ちょっと怖い感じがします。
あと、その辺糞だらけになります。

果実系を置くと、メジロがやってきます。
2羽(おそらくつがい)か1羽単位で縄張りを持っているようです。
これを追い散らして餌をとるのがヒヨドリです。
しかし同じ場所にいてもスズメを追うことはありません。
餌が違うからでしょう。

こういうのを見ていると、冬の生き物もなかなか面白いなぁと思います。
食べるものが少ない冬は、生き物が人の住んでいる近くまで来る絶好のチャンスでもあります。
このような機会にぜひ自然に慣れ親しんでいただければと思います。
もっとも、熊とかに来られたら困りますけどね。

※鳥の餌場を作るときは、糞による近所迷惑への配慮したり、野生生物の生態を狂わせたりないよう注意して作ってください。
もちろん、餌場に来た鳥などを虐待してはいけません。

COP15閉幕

2009/12/20

COP15が閉幕しました。
結局進展なく終了といわれても仕方がない結果だったと思います。
元々期待はできないものでしたが、まぁ何というか、国というくくりでのこの手の会議に限界を垣間見た気がします。
利害関係がモロにぶつかり合う枠組みの中での決定は、ほとんど不可能ではないかと思えます。

私は、やや不本意ではありますが、資本主義に期待しています。
お金に汗をかかせて金を得るという手法は好みではありませんが、環境、というか地球の将来にも配慮した企業に投資をする流れは期待を持つことができます。
企業と資本家、消費者は敵対関係ではないですからね。
比較的良い方向に向かいやすいのではないでしょうか。

その意味では、政治家以上のグローバルな視野が投資家には必要なのかもしれません。
そして、より良い社会を形成するための投資は、投資家の責務ではないかもと思っています。

彼らのより良い投資のためには、より積極的な情報開示が必要でしょう。
サプライチェーンや世界での活動なども含め、第三者的な機関によるより公平性を持たせたものが効率よく開示されるようになるといいですね。

地産地消と健康、美容

2009/12/15

アースデイ・エブリデイが推進しようとしているものの一つに地産地消があります。
商品輸送のための燃料が少なくて済む地産地消は我々の理念とも合致するものでもありますし、自然環境の保全と農業は密接に関係していると思うのです。
そのような理由から、実は理事長は経済産業省がやっている地域プロデューサーに登録しています。
ちなみに先のシュークリームを購入したのもそのような理由です。
まぁシュークリーム好きなんですけどね。

これとは他の理由でも、私は地産地消が非常に大事なのではないかと思っています。
それは健康です。

地域の作物(植物)はそこに住む人と同じ環境で生きています。
寒いの暑いのは植物も人も一緒です。
空気が悪いのも同条件です。
そして植物はそれらを何とかするために、暑いときには冷えるものを、寒いときには暖まるもの作り出したりします。
なので、そういう作物を食べたら、暑いときにそれをある程度しのげたり、寒いときにも暖まることができたりするといわれています。
要するに植物と動物は同じものが必要なので、動物は植物から必要な栄養などを得るのでしょう。
空気が悪かったりすると、それに耐性のある植物が出てきたりもしますけど、もしかしたら、空気が悪いのに耐性のある作物を食べたら、人間も耐性ができてくるのかもしれません。
そんなことを考えると、地域の旬のものを食べるのは、健康にいいことなのではないかなと思えてきます。

もしそうなら、健康は美容と密接に関係がありますので、もしかしたら地域の旬のものを食べるのは、実は美容にいいのかもしれません。
試しにやってみませんか?
美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに・・・くらいはなるんじゃないかなぁと思っています。
地産地消で美人になろう!・・・無理ありますかね?

川越いもシュークリーム

2009/12/14

今日は赤穂浪士の討ち入りの日でしたね。
今日泉岳寺に行くと、お参りに行く人でいっぱいなのだそうです。
皆お線香?をあげていくので、煙もすごいと聞きます。

それとはまったく関係なく、私は今日、仕事で関内に行ってきました。
こちらも一部すごい人だかり。
煙も・・・あれ?
何と、火事でした。
今年出くわしたの2回目です(1回目は夏ごろの秋葉原)。
今年は火事に縁があるなぁ。

そんな中、ファミリーマートで新しい商品を発見。
川越いものシュークリームです。
地域の工場が提案してできた、地産地消の商品らしいです。

最近ファミリーマートは地産地消を進めているらしいですね。
おそらくいもも規格外でしょうし、本物の川越のいもなら地域の環境や産業に貢献できます。
埼玉で作っているようなので、輸送などの面からも環境にも良いのではないかと思います。
まぁ良いことですね。

気になるのはその他の原材料や川越やいもの量でしょうか。
その他の原材料が遠くから来ていたらあまり意味がないですし、いもの川越のものはちょっとだけで他所のがたっぷりだったりしたらこれまた意味がありません。
企業には、その辺もっと情報を出してもいいのかなと思います。
出せないとかいわないですよね?

ちなみに味は普通でした。
もちろんおいしかったですよ。
でもあまりいもっぽくないので、もう少しいもっぽい甘さがあってもいいように思いました。

このようなお菓子はおいしいですし、環境に良いということであれば応援(要は購入)もしたいのですが、もう少しヘルシーなヤツもほしいですね。
あんまり食べてるとあっという間に太ってしまいます。
なので、もう少しヘルシー志向のものが出てくるとより良いです。
もし皆で太ったら、アースデイ・デブリデイに名称変更しなきゃいけないですかね・・・

川越いもシュークリーム

いいたい放題

2009/12/12

というわけで、今回は私(鈴木)の独断と偏見混じりのいいたい放題日記です。
そういうのどうでもいいよ、という方は、適当に流してください。

本日エコプロに行ってきて、企業ブースは本当にエコなの?と先ほどぶちあげたわけですが、実はあれもありなのかなとも思っています。
ああでもしないと人が集まらず、集まらないからせっかくの良い取り組みも伝えることができなくなってしまうからです。
意味があるなら無駄ではないということですね。

でも、もっとうまいやり方もあると思います。
経営学の世界では、最近CRM(コーズ・リレーション・マーケティング)などというものが出てきているのですが、EDEにもこれをうまく組み込んで企業とタイアップを図りたいなと思っています。
うまくwin-winの関係になると思うんですよね。

それと話はかわりますが、出前授業ネタで気になったことを一つ。
このようなものはボランティアでやらなくてはと主張される方がいたのですが、私はそのような考え方に大反対だったりします。
とても大事な事柄である上、これからのビジネスの一翼を担うであろうエコのことを教えるのに、無償奉仕が当たり前などと考えるのは言語道断です。
大体給料をもらっている学校の先生が教えられないものを教えるのに無料で教えろということ自体がまずおかしいです。
それなら教師はただ働きが当たり前ですよね。
公共性云々といわれるのであれば、教育者より公共性の高い政治家や公務員はボランティアでなければならないでしょう。

そうではなく、将来に責任ある仕事をするのですから、これらの方同様、環境教育を行う方にも正当な報酬とそれに見合った責任を持っていただくことが大事なのではないかなぁと思います。
当然皆さん生活もあります。
ボランティアありきという考え方は反対していきたいですね。
もしそのようにお考えなのであれば、「まずあなたがボランティアでやってください」といわせていただきたいと思います。

エコプロダクツ2009に行ってきました

2009/12/12

わが国最大のエコイベントということで、一応ECOプロダクツ2009(通称エコプロ)に行ってきました。
実は我々アースデイ・エブリデイ(EDE)も、「エコメッセ in ちば」とCBD市民ネットに参加している関係で、メンバーが参加していたのです。
それもあったので、様子を見に行ってきました。
余談ではありますが、私はEDEに創立(2005年)から関わっているにも関わらず、エコプロに行ったのは初めてです。
ひどいヤツもいたもんです。

ま、それはそうと、一般の方々よろしく楽しんでまいりました。
それにしてもすごい来客数ですね。
環境への関心の高さがうかがわれるというものです。
実際様々な取り組みが発表されていて、なかなか面白い催しだと思います。

しかしその一方で、やたら紙類の資料があったり、派手な看板のブースがあったり、たっぷりお土産があったりというのは気になりました。
CSR発表会のように見えるところもありましたね。
そういうところを見ると、これって本当にecoのイベント?まるでego・・・っていやいやいや。
とにかくお題目だけでなく実のある、そして持続可能なものを目指してほしいと思います。

今回は、CBD市民ネットも初の顔出し(まったくひどいヤツも・・・(以下略))ということで、ブースも見学させていただきました。
何かカッコいい生物多様性を説明するボードがあったりして、手前味噌ながらなかなかのものでした。
これを使えば小学校や中学校に生物多様性の出前授業ができますね。
これはEDEで受けられそうです。

ということで、さっそくこのサイトでお申し込みを受け付けたいと思います。
独断で受けちゃいます。
生物多様性の出前授業を相談したいという官公庁、塾その他いらっしゃいましたら、お問い合わせからご連絡いただければと思います。